はつらつだより
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1年生が「自然再生園」にいってきました
2025.06.06
1年生の生活科の授業で、自然再生園へ行ってきました。今回のテーマは「アリ」の観察です。アリなら学校にもいますが、「集団で自然再生園まで行く」というのが先生の裏テーマです。
行く道から、アジサイに興味を持つ子どもがいます。それでも、みんなと一緒に目的地までいかなければなりません。歩いて15分くらいの道ですが、信号があったり、車が来たりと、子どもたちにとっては大冒険です。
さて、到着して先生からの説明を受けたら、いよいよ、アリをケースに捕獲します。見つけられるけど捕獲できない子もいます。捕獲するために、いろいろな作戦を考えて悪戦苦闘しています。どうしても触れない子はお友達に頼むという必殺技もありました。そして、「僕は2匹捕まえた」「私のは小さなアリだよ」とすでに観察が始まっています。「餌として葉っぱを入れてあげないと」と違うことに関心を持つ子もいます。こうやって「一人一人にそれぞれの興味関心があるんだなぁ」と引率者として見ているのも楽しくなってきます。
「さぁ帰るよ~」と声がかかりますが、「私はまだ捕まえられてないもん」という子もいます。ここでもみんなで来ているので折り合いをつけなければなりません。「お友達に見せてもらおう」「よし、最後は先生が手伝おう」と何とか切りをつけます。
帰り道では、手をつないだ子と「イチ、ニ、イチ、ニ…」と足を揃えて歩いていきます。動きを合わせることに興味をもったみたいで、さっきまで「疲れました」と言っていたのに楽しそうです。
帰ってきて、ルーペを使ってアリの観察が始まります。ルーペを近づけたり、顔を近づけたり、どうしたら大きく見えるのかな?と興味が広がります。アリの足の数を数えたり、種類ごとに分けたりしました。ルーペで違うものを観察しだす子どももいます。子どもたちの興味関心は無限大だなぁと感心してしまいます。
そして授業後に、担当の先生と「全員が無事に帰ってこられましたね」「次は季節を変えていこうかなぁ」「もう少し遠くまでいけるかなぁ」と今日の子どもたちの様子をみて次のチャレンジを考えるのも楽しかったです。