品川翔英幼稚園

品川翔栄小学校

はつらつだより

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2年生「野菜博士に聞いてみよう」

2025.06.20

2年生のベランダでは子どもたちが思い思いの野菜を育てています。
一番多いのはミニトマトかなぁ、キュウリにピーマン、オクラもあります。
児童が「自分で選んだ野菜に愛着をもって育てる」というところが担任の先生のねらいです。
ある日のこと、元気のない葉っぱを見ながら「なんでかなぁ?」と考える子どもをみて、担任の先生は「ビビビッ」ときたようです。
そして、他の先生に「お知り合いに農業をしている方はいませんか?」とたずねた一言から今回の授業が生まれました。

今回の野菜博士は山形で農業をしているお日さま農園の西尾さんです。
もともとは愛知出身の西尾さんが、今は山形で農業をやっています。そんなことを踏まえた自己紹介や地域循環農業についての説明を簡単にしてもらった後に、児童一人ひとりの質問に答えてもらいました。
児童は緊張しながらも自己紹介をしっかりとしてから、自分が育てている野菜を見せ、具体的な質問をしていきます。

「アブラムシがいっぱいついているんですが、どうやって取ったらいいですか?」
「葉っぱが黄色くなってしまっているんです。どうしたらいいですか?」
「下の方の茎に白いものが出てきているんですが何ですか?」
「キュウリの根元が茶色くなってきているんですが、大丈夫ですか?」
この一つひとつの質問は、児童が普段からしっかりと野菜を観察していることを物語っています。ちゃんと「自分の野菜」になっています。
真剣な子どもたちの質問に、児童に伝わるようにわかりやすく丁寧に答える西尾さんがまた素敵。
そんな野菜博士の対応は子どもたちの集中力にも火をつけます。子どもたちは大人のことをしっかり見て感じているんですね。友達が質問している時も教室全体が耳を傾ける。この空間に一緒にいることをみんなで愉しんでいる。そんな雰囲気が伝わってきます。

終わってみるとあっという間の時間でした。
西尾さんにへのお礼の手紙を読んでみると子どもたちは野菜作りのことを学んだだけではなく、自分の野菜のピンチに応えてくれた西尾さんの熱い思いを感じたようです。

今回は「品川から山形へ」zoomでつないだ素晴らしい授業になりました。さて、次は児童のどんな「なんでかなぁ?」を〇〇博士に繋げられるかな。

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