はつらつだより

はつらつだより
学校全体でつながる学び
2026.01.27
本校では毎週月曜日、全校児童が体育館に集まり全校朝会を行っています。児童にとってこの時間は、校長先生の話を聞くことを楽しみにしている時間です。体育館に集まると自然と静かになり、これから始まる話に耳を傾けようとする姿が見られます。
校長先生の話の冒頭では、校舎内のエアコン整備工事について触れられました。長期休業中に教室の改修工事を行い、校舎をよりきれいに整え、安心して学べる環境を整えていくことが伝えられました。児童は、自分たちの学校が大切にされ、よりよい環境へと整えられていくことを感じながら、静かに話を聞いていました。
続いて校長先生は、これからの社会の姿や、一人ひとりがもつ可能性について語りました。
話は「2032年」という少し先の未来を思い描くことから始まりました。
「2032年には、月に泊まれる時代が来ると言われています。そのころ、今の小学6年生は高校3年生から大学1年生へと進み、小学1年生は中学生になっていますよ」
児童は未来の自分の姿を思い浮かべながら、話に引き込まれていきます。
さらに、
「月に泊まるとしたら、宿泊費はいくらくらいだと思いますか?」
と問いかけられると、
「3千円!」「1億円!」「30万円!」「100円!」
と、さまざまな声が次々にあがり、体育館は笑いに包まれました。
その後、「今のところ、約15億8千万円が予定されているそうです」と伝えられると、一転して驚きの声があがり、未来のスケールの大きさを実感する様子が見られました。
また、1月22日に東京体育館で行われた全日本卓球選手権で、小学6年生の女子選手が元社会人チャンピオンに勝利し、ベスト32に進出したというニュースも紹介されました。
校長先生はこの話題に触れながら、
「今、6年生の皆さんは中学受験という目標に向かって努力していると思います。一方で、この選手は、まったく違う世界で自分の力を試し、挑戦を続けています。人が力を発揮する場所は、一人ひとり違うのです」
と語りかけました。
そして、「別世界の話ではありません」という思いを込めて、本校にもスキー競技で世界レベルの活躍をしているU10女子の児童がいることが紹介されました。身近な仲間の姿を通して、児童一人ひとりが自分自身の可能性に思いを重ねる時間となりました。
校長先生は最後に、
「どの道を選ぶにしても、皆さんの将来の可能性を決めるのは、親でも先生でもありません。自分で考え、自分で選び、自分の力で歩んでいくことが大切です。一人ひとりの力が生かされる場所は、必ずどこかにあります」
と、力強いメッセージを送りました。
この朝会での学びは、その日行われた3年生の道徳の授業へとつながっていきました。授業では、「誰にとっても一日は平等に24時間あること」「その時間をどのように使うかは自分で選ぶこと」がテーマとして扱われました。
授業の中で、「朝会で校長先生が話していたことを覚えていますか」と問いかけると、
「私たちの可能性を決めるのは、先生でも親でもなく、自分自身だということです」
と、自分の言葉で答える姿が見られました。校長先生の話が、授業の学びと結びつき、一人ひとりの考えとして深まっていることを感じられる場面でした。
一人ひとりが自分の可能性に気づき、学びや経験を通して自信を育てながら、それぞれの未来へと歩んでいくことを、心から願っています。

