はつらつだより

はつらつだより
知らせたいな、見せたいな
2025.12.07
自然再生観察園で採ってきた柿が、教室に並びました。
枝についていたときには気づかなかった形、色合い、におい、重さなど…
じっと見つめるほど、新しい発見が次々に出てきます。
「ムニュムニュしている!」
「こっちはツルツルだけど、ここだけザラザラ!」
児童たちのひと言ひと言が、伝える言葉の材料です。
今日は、その気づきや驚きを 言葉と絵にして伝える授業を行いました。



まずは、どんなことを知らせたいかをメモにして整理します。
形?色?大きさ?感触?匂い?
選ぶ内容は、一人ひとりが「お家の人に知らせたいこと」です。
次に、伝わるように、絵とことばを組み合わせて表現します。
本に書かれている説明ではなく、
自分が感じたことから生まれた表現が、一枚の紙いっぱいに広がっていきました。
さらに、文章で伝えるために、原稿用紙の使い方・書き方も学びました。
1マスあける、「」の使い方、行の使い方、句読点の位置…。
言葉の入れ方に悩んだときは、友だちに聞いたり、先生に相談したりしながら、
自分の感覚をどんな言葉にするか、じっくり考えて書き進めていました。





そして、先生から
「磨いたらツルツルになるのだよ」と教えてもらうと…
「ツルツルになった!」「もっときれいにしたい!」


磨きが止まりません。
手のひらの中の柿は、いつのまにか 自分で見つけた宝物になっていました。
もう離したくないほど大切に、何度も何度も撫でていました。
最後は、気持ちを込めて大切に収穫した柿を、お家の人へ届けました。
