1年生 探究授業を行いました
科学の力で人工イクラづくりに挑戦
先日、2学期初めてとなる1年生の探究授業を実施しました。
今回の授業は、「まるでホンモノ!?科学の力で人工イクラをつくろう!」です。
事前学習では、水にはできるだけ小さくまとまろうとする「表面張力」があることや、外側に薄い膜ができ、中側は水のような液体になっている「人工イクラの仕組み」について学習しました。
1年生たちは、「人工イクラは食べられるの?」「上手にイクラを作れるかな?」と、大好きなイクラを自分たちの手で人工的に作る実験を楽しみにしている様子でした。
その後、下記の手順で人工イクラの制作実験を進めました。
①コップに入ったアルギン酸ナトリウムと水を、割りばしで混ぜてよく溶かす。
②コップに入った乳酸カルシウムと水を、割りばしで混ぜてよく溶かす。
③アルギン酸ナトリウム液に、赤い着色料を入れる。
④アルギン酸ナトリウム液をスポイトで取り、乳酸カルシウム液に1滴ずつ垂らす。
子どもたちにとっては、初めて使用するスポイトの扱いが難しかったようです。序盤は、「うまくスポイトで(液を)吸えない!」「丸いイクラじゃなくて細長いイクラになっちゃう!」と人工イクラづくりに苦戦する様子があちこちで見られました。
ですが、スポイトの扱いに慣れていくにつれ、あまり力を入れずに優しくゆっくりとスポイトを押すことがコツだと発見!「やっと丸いイクラを作れた!」「きれいな形になった!」と喜びの声をあげていました。
試行錯誤を乗り越えて、理想の人工イクラを作り上げた子どもたちの表情には、確かな達成感と誇らしさが満ちあふれていました。
授業の最後には、「アルギン酸とカルシウムのゲル化」について学習しました。この原理が「持ち運べる水」や「つぶつぶジュース」などに活用されていることを知ると、子どもたちは「すごい!」「水って持ち運べるの?」と興味津々。自分たちが体験したことが、身近な生活の中にもつながっていることに気づく時間となりました。
日々の授業が、探究の土台に
今回の探究授業は、楽しい実験であると同時に、普段の授業で積み重ねている力が生かされる学習でもあります。先生の話をよく聞くこと、手順を確認すること、道具を丁寧に扱うこと、うまくいかないときに考えながらもう一度試すこと。こうした一つひとつは、日々の授業の中で大切にしている学びです。
本校では、普段の教科学習を大切にしながら、今回のような体験的な学びも取り入れています。毎日の授業で身につけた力があるからこそ、体験の中で気づきが生まれ、驚きが学びへとつながっていきます。
今回の実験が、子どもたちにとって「科学や理科は、自分たちの身近な生活と深くつながっている」と感じるきっかけとなればうれしく思います。

