2年生探究学習の紹介
どうしたら、もっと遠くまで進む?
― ミネベアミツミ株式会社の方と「摩擦」を探究
同じように作った車なのに、よく進む車と、なかなか進まない車がある。
その違いは、どこにあるのでしょう。
2年生の探究の時間に、ミネベアミツミ株式会社の皆様をお招きし、身の回りにある「摩擦」について学びました。
授業のはじめに紹介されたのは、ミネベアミツミで作られているさまざまな部品です。
スマートフォンやテレビなど、子どもたちが普段使っているものの中にも、たくさんの部品が使われていることを知ります。
いつも目にしている製品も、その中をのぞいてみれば、知らない世界が広がっているのかもしれません。
そして、いよいよ車づくりです。
使えるのは、爪楊枝やキャップ、ストローなどの身近な材料。
目指すのは「もっと遠くまで進む車」です。
「紙をつけたらどうかな」
「タイヤをつけてみよう」
「ストローを使ったら、もっとすべるかも」
考えて、作って、走らせる。
思ったように進まなければ、また作り直します。
やがて子どもたちの目は、「摩擦」だけではないところにも向き始めました。
「前を三角にしたら、風を受けにくいんじゃない?」
「帆をつけたらどうなる?」
「丸いものを車輪にしたら?」
一つのことを調べていたはずなのに、そこから「風」「形」「車輪」と、新しい疑問が次々に生まれていきます。
友達の車と走らせてみれば、
「こっちの方が進んだ!」
でも、そこで終わりではありません。
「なぜ、こっちの方が進んだんだろう?」
もう一度、自分の車を見直します。
気がつけば休み時間。けれど、子どもたちの手はなかなか止まりません。
「もう一回やってみたい」
「ここを変えたらどうなるかな」
試すたびに、次の工夫が生まれていきます。
最後には、ハンドスピナーづくりにも挑戦しました。
よく回るものと、そうでないもの。その違いにも「摩擦」が関係しています。
では、摩擦は小さければ小さいほどよいのでしょうか。
もし摩擦がまったくなかったら、私たちの生活はどうなるのでしょう。
歩くことは?
自転車は?
車は?
身の回りを見渡してみると、「摩擦」が関係していそうなものは、まだまだたくさんありそうです。
「なぜだろう」から始まり、考え、試し、また新しい「なぜ」に出会う。
2年生の探究は、教室の中から、身近な世界へと少しずつ広がっています。
ミネベアミツミ株式会社のご担当の方には、子どもたちの「もっと知りたい」を引き出す貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。

